,

賃貸仲介の仕事はきつい?きついと言われる5つの理由と向いている人【公的データで解説】

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

賃貸仲介wiki編集部

仕事内容解説最終更新日 :

GUIDE ・ WORK REALITY
5つの理由賃貸仲介が「きつい」と言われる主な理由
SUMMARYこの記事の結論
  • 主な理由は繁忙期・平日休み・歩合給・宅建の勉強・調整の多さの5つ
  • 一方で、残業時間・休日・給与体系は会社によって大きく違う
  • 応募前に働き方のデータを確認し、自分に合う会社を選ぶのが近道

「賃貸仲介はきつい」とよく言われますが、実際には何がきついのでしょうか。この記事では、総務省・厚生労働省・国土交通省の公的データと各社の公表データをもとに、きついと言われる理由と、働きやすい会社を選ぶポイントを整理します。

この記事は、公的機関の統計と各社の公式発表・就職情報サイトの公表データをもとに作成しています。個人の体験談ではなく、確かめられる数字を中心にまとめています。

賃貸仲介がきついと言われる5つの理由

「賃貸仲介はきつい」という声には、いくつかの決まった理由があります。ここでは公的なデータや各社の公表情報で確かめられるものを中心に整理します。

1. 3〜4月の繁忙期に仕事が集中する

賃貸仲介の仕事量は、引っ越しの多い時期に大きく増えます。総務省の住民基本台帳人口移動報告によると、市区町村をまたぐ移動は他の月が30万〜40万人程度なのに対し、3月は90万人超、4月は70万人超で、この2か月で1年間の移動者の約3分の1を占めます。2025年3月の移動者数は905,179人でした。

国土交通省も、3月の引越件数は通常月の約2倍で、3月中旬から4月上旬が最も混み合うと案内しています。来店・内見・申込・契約がこの時期に重なるため、「繁忙期は休みが取りにくい」「帰りが遅くなる」と感じる人が多くなります。

出典:総務省統計局「統計Today No.156」/総務省統計局「住民基本台帳人口移動報告 2025年3月結果」/国土交通省「引越時期の分散について」(2025年2月)

2. 土日祝が出勤日で、休みは平日になりやすい

お客様が部屋探しをするのは土日祝が中心です。厚生労働省のjob tagでも、住宅・不動産営業は「労働時間・休日は不規則で、休日は平日に取得するところが多い」と説明されています。たとえば大京穴吹不動産は火曜・水曜を定休日にしています。家族や友人と休みを合わせにくい点を、きついと感じる人もいます。

3. 歩合給がある職場では、収入が成果に左右される

job tagでは「基本給の他に売上に応じた歩合給がつく場合もある」とされています。成果が収入に反映されるのはやりがいにもなりますが、契約数のノルマや月ごとの収入の波をプレッシャーに感じる人もいます。給与のうち固定給と歩合の割合は会社によって違うため、求人票で確認しておくことが大切です。

4. 宅建の取得を求められやすい

宅地建物取引業法では、事務所ごとに業務に従事する人の5人に1人以上の割合で専任の宅地建物取引士(宅建士)を置く義務があります。そのため入社後に宅建の取得を求める会社が多く、東京建物不動産販売のように取得を義務としている会社もあります。仕事と試験勉強の両立が負担になりやすい点も、きついと言われる理由のひとつです。

5. お客様・オーナー・管理会社の間に立つ調整役になる

賃貸仲介は、部屋を探す人の希望と、貸す側(オーナーや管理会社)の条件をすり合わせて契約をまとめる仕事です。入居審査の結果や条件交渉、契約日程の調整など、自分だけでは決められないことが多く、板ばさみになる場面もあります。

データで見る不動産営業の働き方

賃貸仲介だけの公的統計は限られるため、ここでは賃貸仲介を含む「住宅・不動産営業」の全国データを紹介します。

就業者数138,640人(令和2年国勢調査)
労働時間163時間(令和7年賃金構造基本統計調査)
賃金(年収)660.7万円(令和7年賃金構造基本統計調査)
年齢42.4歳(令和7年賃金構造基本統計調査)
有効求人倍率2.72倍(令和7年度)

年収は売買仲介の営業職も含めた数字で、賃貸仲介だけの平均ではない点に注意してください。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「住宅・不動産営業」

残業時間は会社によって大きく違います。各社がマイナビで公表している月平均残業時間を見ると、次のように2倍以上の差があります。

東京建物不動産販売14.7時間(2025年度)
小田急不動産16.9時間(2025年度)
京王不動産16.9時間(2025年度)
三井不動産リアルティ31.7時間(2024年度)
三菱地所ハウスネット34時間(2025年度)

いずれも会社全体の平均で、賃貸仲介の部署だけの数字ではありません。ほかの会社の残業時間は賃貸管理会社の残業の少なさランキングで比べられます。

出典:各社の会社ページに掲載の出典(マイナビ2027・2028 会社概要「働き方データ」)

きつさを減らすための会社選びのポイント

同じ賃貸仲介でも、働き方は会社によって大きく変わります。応募前に次の点を確認しておくと、入社後のギャップを減らせます。

  • 月平均残業時間と有給休暇の取得日数:就職情報サイトの「働き方データ」欄に、前年度の実績が載っていることが多いです。
  • 年間休日と休みの曜日:120日以上か、土日休みか平日休みかを確認します。
  • 給与の内訳:固定給と歩合給の割合、固定残業代の有無を見ておきます。
  • 宅建の取得支援:講座費用の補助や資格手当があるかどうかで、勉強の負担が変わります。
  • 新卒の定着率:入社3年以内にどれくらいの人が残っているかは、職場環境を知る手がかりになります(新卒定着率ランキング)。

賃貸仲介に向いている人・向いていない人

向いている人

  • 人と話すのが好きで、相手の希望を聞き出すのが得意な人
  • 街や住まいに興味があり、物件の特徴を調べるのが苦にならない人
  • 成果が数字で見えるとやる気が出る人
  • 平日休みでも気にならない、むしろ空いている平日に出かけたい人

向いていない可能性がある人

  • 土日祝に必ず休みたい人
  • 繁忙期の忙しさや、月ごとの成果の波がどうしても負担になる人
  • 資格の勉強をする時間を確保できない人

向いていない項目に当てはまっても、土日休みの管理会社や、歩合のない給与体系の会社を選ぶことで働きやすくなる場合があります。

よくある質問(FAQ)

Q. 未経験でも賃貸仲介の仕事に就けますか?

job tagでは「入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない」とされており、未経験から始める人も多い仕事です。

Q. 賃貸仲介の繁忙期はいつですか?

引っ越しが集中する1〜4月、とくに3月から4月上旬が最も忙しくなります。総務省の統計でも、3月と4月で年間の移動者の約3分の1を占めています。

Q. 宅建がないと働けませんか?

宅建がなくても働けますが、重要事項説明など宅建士にしかできない業務があります。詳しくは宅建なしでも賃貸仲介で働ける?の記事で解説しています。

PR

今の職場の休日や残業に悩んでいる方へ

同じ不動産業界でも、年間休日や残業時間は会社によって大きく違います。不動産業界に詳しい転職エージェントなら、休日・残業などの条件を求人ごとに確認しながら無料で相談できます。

宅建Jobエージェントに無料相談する他の転職エージェントも比較する →

まとめ

賃貸仲介がきついと言われる主な理由は、繁忙期への仕事の集中、平日休み、歩合給、宅建の勉強、調整の多さの5つです。一方で、残業時間や休日、給与体系は会社によって大きく違います。応募前に働き方のデータを確認し、自分に合う会社を選ぶことが、きつさを減らすいちばんの近道です。

あわせて読みたいRELATED
不動産業界の転職なら
転職エージェント比較6選を見る →